近年、親からの虐待や様々な家庭の事情で親と一緒に暮らすことができず、社会的養護の下で暮らした大半の子どもたちは不安を抱えたまま、社会へ自立して行きます。そうした当事者の「自立」は容易なものではありません。それは特に経済的・精神的面からの両面から非常に大変な状況にあると考えられます。
そのような時代背景にあって、全国各地で当事者が社会へ自分自身の実体験や社会的養護の制度・政策の充実を求めて発信しています。まだまだ知られていないことが多くあるので、当事者としてまた支援者として発信し、一人でも多くの人たちの理解・協力を得たいものです。「自分にできることを無理なく、やれるときに楽しくやる」を大切に、こうした自立支援の問題解決を図りたいと考えています。
　最後に・・・
「み・・・みんな一人ひとりが」
「ら・・・楽な気持ちで」
「い・・・いつまでも居られるように」

こんな会になることを切に願っています。
理事長　蛯沢　光